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■レーザーは危険ではない?
レーザーとは、光になります。レーザー光は、人工的にきれいに(波長のそろった)作られた光というだけですから、怖いものではありません。
(蛍光灯や電球の明るさも光によるものです。)
光にはX線や紫外線のような人体に害のある光もありますが、これらと医療用のレーザー光とは波長が全く違いますので、X線や紫外線のように、被爆したり、妊娠中の赤ちゃんに異常が起きたり、癌になったりなど、そういう心配はありません。 |
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■レーザー光の作り方

☆ダイオードレーザーの写真 |
少し専門的なお話になりますが、
(1)原料となる物質に光を当てるなどの方法でエネルギーを与える(励起という)と、その物質のエネルギー状態が反転分布という不安定な状態になり、そのレーザー原料から光が出る(誘導放出という)のです。
(2)元々レーザー原料は光を放出しやすいので、(1)と合わせて大きい光になります。(増幅という)
(3)レーザー原料の両側に鏡を置いておけば、出てきた光が反射して増えてくれます。(共振という)
(4)鏡のうちの片方だけに光の逃げ道を作っておけば、そこから外へレーザー光が出るようにできます。
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このようにして作られた光は、波長のそろったきれいな光ですので応用範囲が広く、医療や産業の各分野で利用されています。レーザーの種類により波長が決まっており、波長の違いによって性質と使い道が異なってきます。
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■医療レーザー脱毛のメリット
(1)痛みが少ない
皮膚表面を冷却しながら治療できるため痛みも少なく、安心です。
(2)スピーディー
1ショットが1センチ四方の範囲を照射できるためとてもスピーディーで、
両脇ですと1回あたり2〜3分程度で終了します。
(3)医療機関だから安心
レーザー治療に伴うリスクとして、まれにかゆみや、部分的な軽いやけどがおきることがあります。このような場合、医薬品を用いて速やかなケアを行えば治療の継続に問題はありません。
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■医療レーザー脱毛機の種類
★ダイオードレーザー(脱毛治療に利用) |
波長800ナノメートルでメラニンに選択的に取り込まれる。主に脱毛治療に使用されています。唯一接触型の冷却装置付の構造になっているため、やけどになりにくいです。
下はダイオードレーザーの写真になります。
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★アレキサンドライトレーザー(脱毛治療に利用) |
波長755ナノメートルでメラニンに選択的に取り込まれるため、初期のころ脱毛用レーザーはこちらが主流でした。レーザー単独で使用すると表皮のやけどが起こりやすいため表面を冷却しながらの照射が必要です
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